半自動溶接機専門店

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☆半自動溶接機WT-MIG160で鉄板を被覆アーク溶接

2015 年 11 月 13 日 金曜日

こんにちは。

本日はWT-MIG160の付随機能である「アーク溶接」の動画を撮影しました。
いつかアップロードしているだろうと思っていたのですが、してなかったんですね。

アーク溶接とは、溶接棒をクランプしてバチバチっとする溶接で、半自動溶接機が登場する前に活躍していたようです。
半自動溶接機の登場後も、要所要所で利点がある場合もあり、多方面で使われています。

それではご覧ください。



被覆アーク溶接は、その名の通り「フラックス」と呼ばれる酸化防止剤が溶接棒に塗ってあり、溶接後もハンマー等で溶接プールの上に被ったフラックスを剥がす必要があります。
ですので、外観は良くないですが、動画の通り気軽に溶接出来るのが利点です。



ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

☆半自動溶接もいいですが、アーク溶接も役に立ちます。

2015 年 11 月 11 日 水曜日

こんにちは。

WT-MIG160は半自動溶接だけではなく、アーク(手棒)溶接もできます。
半自動溶接ができるのにわざわざアーク溶接なんてやる?と思うかもしれませんが、意外とアーク溶接も役に立ちます。

実例として、私が以前溶接のバイトに呼ばれた時の事を紹介させて頂きますので、ご覧ください。



作業内容は、巨大な籠状の構造物のボルトナットを片っ端から溶接していくというものでした。
その構造物は回転する物で、振動等でナットがボルトから外れないように、溶接して永久接合していくわけです。

そこで持ち出されたのは、棒を使うアーク溶接機でした。
最初は何で半自動じゃないんだろうと思いましたが、作業を進める内に、こういう場合はアーク溶接の方が都合が良いのが分かりました。

1、準備に手間がかからない
半自動溶接の場合、ワイヤーをトーチ内部に通したり、作業終了時にもワイヤーを巻き取る必要があります。

2、トーチ(ケーブル)が長い
半自動溶接トーチの場合、中を溶接ワイヤーが通るという構造上、長さが制限されてしまいます(WT-MIG160の場合3M弱)。
アーク溶接トーチは、単に通電する電線が入ったケーブルですので、電圧降下を気にしなければ何Mでもケーブルを伸ばして使う事ができます
(WT-MIG160の場合オプションにて10Mトーチ、10Mアース有)。
つまり、本体をわざわざ移動させなくても使えるので、機動性が良いという事です。



ですが、半自動溶接にもメリットはあります。

1、連続した溶接には有利
溶接ワイヤーを一度取り付けてしまえば、アーク溶接のように溶接棒をちょこちょこ取り換える必要はありません。

2、溶接後、フラックスを除去する必要が無い。
アーク溶接では、溶接ビードの上にフラックスが被っているような状態になりますので、外観を気にする場合は、フラックスを剥がす作業があります。
半自動溶接でシールドガスを使う場合、そのフラックスがありませんので、溶接後ワイヤーブラシ等で磨くだけで比較的キレイになります。

3、混合ガスを使えば溶接ビードもキレイな仕上がり
アルゴン+炭酸ガスの混合ガスを使えばスパッタも少なく、溶接後の外観もキレイにいきます。
現場溶接



つまり、少量の溶接を移動しながら繰り返すようなケースでは、アーク溶接の方が使い勝手が良いと言えるでしょう。
逆に一か所に留まって長時間溶接をするような場合は、半自動溶接の方が手間がかからず効率よく作業できるでしょう。



ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

☆溶接ワイヤー径の選定について

2015 年 11 月 9 日 月曜日

こんにちは。

半自動溶接機WT-MIG160ですが、オプションの送給ローラーを使う事でφ0.6-φ1.0(標準ローラーはφ0.8-φ1.0)までの溶接ワイヤーに対応しています。

今回はこちらの溶接ワイヤー径について、どういった状況で替える必要があるのかをお話をしたいと思いますので、今一つ溶接がキレイにいかない場合など、お困りの方は参考までにどうぞ。



まず、溶接の対象が薄板(~1.2mm)の場合、ワイヤーはφ0.6mmをお勧めします。
理由としては薄物の溶接の場合、必然的に電流を弱くしないと穴が簡単に開いて、溶接が続行できなくなってしまいます。

ここで低い電流で溶接を進めていくのですが、太い溶接ワイヤーを使うと、ワイヤーから母材に移行する一滴一滴の量が多いため、溶接部が盛り上がるような形になってしまいます。
ただ上手な方なら、トーチスイッチを入れたり切ったりを交互に繰り返し、多少高めの電圧で母材に穴をあける事無く、溶接する事もできます。

半自動溶接機WT-MIG160 厚み0 8mm鉄板をMAG溶接

半自動溶接機WT-MIG160ノンガスワイヤーで板金溶接 (厚み0.8mm)



これが厚み1.6mm~となると、もう少し太いワイヤーを使って電流を上げてもある程度穴も開きにくくなりますので、φ0.8ソリッドワイヤーやφ0.9フラックス入りワイヤーでも十分に溶接可能です。

半自動溶接機WT-MIG160で角パイプ溶接 (厚み1.5mm)





また、細いワイヤーを使う場合、ワイヤー自体の体積が少なくなりますので、同じソリッドワイヤーでもφ0.8ワイヤーよりもφ0.6ワイヤーの方が、ワイヤー送りダイヤルは速めに(数字を大きくする)設定する傾向になります。



ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

☆半自動溶接機WT-MIG160の溶接条件設定について

2015 年 10 月 29 日 木曜日

こんにちは。

当社の半自動溶接機WT-MIG160は、溶接電流とワイヤースピード調整が可能ですが、今回はその条件設定について実際に細かくテストしてみました。

ガス有り軟鋼(混合ガス使用)



ガス無し軟鋼(フラックス入りワイヤー使用)
半自動テスト



ガス有りアルミ(アルゴンガス使用)

ガスを変えると光の色も変わってますね。



別の写真ですが、混合ガスを使った場合の溶接ビードはこちら。
半自動の割にはキレイに溶接できます。

半自動でアルミを溶接した写真です。
細かいスパッタが周りに付着してしまいますが、しっかり溶け込んではいます。

こちらは参考までにWT-TIG200(TIG溶接機)でアルミを溶接した写真です。
左はナメ付け、右は溶接棒を入れたものですが、やはりアルミはTIGの方がキレイにいきます。



これまでのテスト結果を踏まえて、初心者の方にも分かりやすいように各種溶接条件の参考表を作りました。

※クリックで拡大できます。



こちらの表は近々シールにして、本体に貼るようにする予定です。
溶接中に条件設定に迷った時の参考にして下さい。

但し、あくまでも参考値ですので、板の面積(大きい程熱が逃げるので、出力を上げる傾向になります)や溶接姿勢(上向き、下向きetc..)や開先加工の有無に応じても変わってきますので、その辺りはお客様の方で微調整して下さい。

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。









番外編

棒が引っ付いちゃったよーーーーーーあると思います(笑)

☆スパッタ付着防止剤の効果を検証しました。

2015 年 7 月 23 日 木曜日

こんにちは。

今回は半自動溶接には欠かせないスパッタについてです。
溶接してはバチバチと飛散し、靴下の中に入ると熱いわ母材にはこびりつくわスパッタにはコマッタものですよね。ははは。。

ま、ほんとに溶接部周辺にこびりついたスパッタは、ワイヤーブラシで磨いたりタガネでガンガン叩いたりして取るしかありません。
これでは仕上げが必要な場所にとっては、溶接以上に時間がかかる作業になってしまいます。

そこで、スパッタ付着防止剤の効果を実際に検証してみましたので、お困りの方は是非ご覧ください。



上の鉄板は何もしてない物で、下の鉄板はスパッタ付着防止剤を散布した物です。

まずは何もしていない方の鉄板を、普通にノンガス溶接しました。
こちらは過去にもアップロードしていますので、動画は割愛させて頂きます。溶接部分の周りは茶色くなり、スパッタも付着しています。

そしてスパッタ付着防止剤を散布した板の溶接です。
条件は全く変えていません。こちらは動画でご覧ください。

差は歴然で、溶接直後の段階でもスパッタの付着が少ないのが分かりましたが、ブラシをちょっとかけるだけですぐにスパッタは取れています。

防止剤を散布していない方の板は、細かいスパッタは取れましたが、大き目のものは完全には取れませんでした。

スパッタ付着防止剤は近くのホームセンターに売ってありましたが、こちらでも安く販売していました。
モノタロウ様(他社サイト):スパッター防止スプレー軟鋼母材用

半自動溶接でスパッタにお悩みの方は、一度試してみてはいかがでしょうか?
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

☆自動車屋さんでTIG溶接機を導入するか否か 

2015 年 6 月 2 日 火曜日

こんにちは。

昨日は偶然ですが、同じ内容の問い合わせ(内お一方は来店されました)が三件ありました。
その事について記事に書き留めていきたいと思います。特に自動車屋さんには役立つ内容となっておりますので、是非ご覧ください。

それぞれ多少の違いはありますが、問い合わせの内容としては
「他社の半自動溶接機を使ってアルミを溶接したが、全然まともに溶接できない。そこで当社のTIG溶接機をネットで見かけたんだけど、これはどんな具合?」
といったお話でした。
最近は自動車でも軽量化の為か、アルミの採用が進んでいるようですね。

当社の半自動溶接機でもアルミの溶接は可能ですが、キレイに溶接するのは難しいと感じます。
これは機械の仕組み上、ワイヤーを供給しながら溶接していくため、粘っこく融点の低いアルミはどうしても肉盛りしたような(大げさに言えばミミズがいるような)ビードになってしまいます。

動画はこちら



これがTIG溶接だと、ワイヤーが自動で出てくることが無く、自分で溶接棒を溶融部に添加しますので、肉盛りする「量」を自分で調節できます。
また、アークは半自動と違って一定で極めて安定している為、スパッタが飛ぶ事もなく、仕上がりはとてもキレイです。

(左側は溶接棒無し、右側は溶接棒を添加)

動画はこちら



以上の事から、アルミの溶接にはTIG溶接が向いており、半自動溶接機でも引っ付けば仕上がりはどうでもいい程度の溶接は可能。。と考えております。

昨日来店されたお客様も、実際にTIG溶接を試してもらいましたが
「これいいね~。何回か練習すれば大丈夫そうだね。今日持って帰りたいけど、支払いは現金で大丈夫?」
とおっしゃって頂き、購入されました。(チェックに時間がかかるので、発送にさせてもらいました。)

半自動溶接機の利点は、TIGと比べて簡単であり、溶接速度が速い事です。
自動車板金のように、溶接後にグラインダー等で研磨し塗装する場合や、そもそも見えない部分で見た目は重要ではない場合は、半自動溶接機が有利です。
素材としても、鉄の溶接は半自動でも十分キレイにいきます。

☆自動車板金っぽく薄板をMAG溶接

☆200V半自動溶接機WT-MIG160で角パイプ溶接

ただ、アルミの場合、削ろうにも材質自体がネバネバしたような性質ですので、研磨。。というか削るのは鉄と比べて手間がかかります。
また、ステンレスの場合、錆びないからステンレスで作られている訳であり、イコール外観が気になる部分であることが多いと思います。

という訳で、しつこいようですがアルミやステンレスの溶接にはTIG溶接機をお勧めします。
板金や溶接個所の多いトラック関係の溶接では半自動溶接機をお勧めします。

アルミも溶接できるTIG溶接機はこちら


ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

☆200V 半自動溶接機WT-MIG160のワイヤーが出てこない場合の対策 

2015 年 1 月 23 日 金曜日

以前、問い合わせにて「半自動溶接機のワイヤーが溶接中に出てこない」とのお電話を頂きました。
半自動溶接機のワイヤー詰まりは様々な原因があり、順を追って説明していきたいと思います。


当半自動溶接機のワイヤーは溶接機内部に格納されており、送給ローラーで押し出されるような形でトーチ先端より出てきますが、
その際、ワイヤーをセットしているナットを強く締めすぎたりして、ワイヤーがフリーになっていないと、それが抵抗になり送給ローラーが回らなくなってしまします。
ナットは適度に締め付けて下さい。

ワイヤーを送給ローラーにセットする前に、必ずワイヤー先端をカットしておきましょう。ここにダマがあると、トーチ内部で引っかかる原因になります。
また、ワイヤーを送る際は、トーチをできる限り真っ直ぐに伸ばした状態で送って下さい。

ワイヤーを送る前には必ずコンタクトチップを外しておいて下さい。
こちらも、付いたままでは引っかかる原因となってしまいます。

ここまでやっても引っかかるようであれば、トーチのライナー交換をしたほうが良いかもしれません。




小さなことでも不明な点がありましたらお気軽に電話もしくはメールにてお問い合わせ下さい。

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

☆半自動溶接機は200Vがお勧めです。WT-MIG160

2014 年 11 月 26 日 水曜日

こんにちは。

お客様よりお問い合わせにて「100Vで使える半自動はないの?」といった声を頂くことがあります。
当社契約工場では100V半自動溶接機も製造しており、ニーズがあるのは把握していますが、当社では100Vの半自動は取り扱っておりません。

それは何故か。

こちらをご覧ください。

これらは本体設定が悪かった(電流が低すぎた)ため、溶接ビードがしっかりと溶け込んでいない状態です。
溶接ワイヤーが母材の上に乗っているだけで、しっかりと接合されていません。
もちろん強度は弱く、負荷のかかる部分でしたら溶接割れ(剥がれ)の原因となり、とても危険です。
以前テストした100V半自動溶接機はこれ以上に出力不足が感じられるものでした。


続いて条件設定を合わせた場合は

このようにビードが滑らかで、端部もしっかりと接合されており、きちんと溶け込んでいるのが分かります。
溶接中の音も「バチバチバチ」と一定ですし、スパッタも少なく仕上がりも良好です(スパッタが多く見えるのは周りの被覆アーク溶接の物が飛散しているからです)。

これらのテストを重ねた結果「販売できるレベルに無い」と判断したため、100V半自動溶接機は取扱いしておりません。
当社の溶接機は「溶接欠陥などが出ることなく正常に使用できる」もののみを、日本溶接教会資格取得者が選別して販売しております。

半自動溶接機をご検討中の方にご参考になれば幸いです。

小さなことでも不明な点がありましたらお気軽に電話もしくはメールにてお問い合わせください。                                                          

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

WT-MIG160 保証、修理に関して

2014 年 10 月 22 日 水曜日

① 返金保証付!

実際に使っていただいて、これは使えない!と判断した場合は返品、返金対応致します。

実際に使用し、満足いかない場合はお届け日から3日以内にご連絡、返送いただければ返金いたします。
 ※返送料は元払いにてお願いします。
  支払が代引きの場合、手数料580円を返金額から差し引きます

② 180日間の保証付!

当店では溶接機を購入いただいたお客様には180日間の保証を付けています。

通常使用において、お届け日から180日以内に故障した場合は無償にて修理or交換致します。
当店へ発送する際の送料のみご負担下さい。
基本的に当社へ届いた日の翌日には修理or交換を済ませ、発送致します。

また、保証期間が過ぎた後ももちろん修理対応致します。
その際の修理費用に関してですが、数千円から最大でも新品価格の半額以下です。
基盤の交換であれば、約5千円~1万数千円で修理致します。

当店では溶接機を専門に販売しており、各パーツや基盤などを用意しているので万が一修理が必要な
際も基本1~2日で修理、発送しております。 

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

☆ネットで購入する際の注意点

2014 年 5 月 16 日 金曜日

溶接機に関わらず、インターネットで何か購入する際(特に高額のもの)には以下の点を確認してから
購入することをお勧めします。

1電話がちゃんと通じること
2保証が付いている
3扱っている商品に一貫性がある。

1に関して、商売をする上で電話が通じないのは論外だと思いますが、ネット販売では実際に
そのような会社が少なからずあります。扱う商品にもよるのでしょうが「お問い合わせはメールのみになります」
など。最低限、電話の通じるところをお勧めします。

2に関しては、購入後のアフターサポートも含めて、保証があるところをお勧めします。

3に関して、商品点数は多いが、全く関連の無い商品を多く安く販売しているところからの購入は気をつけましょう。
そういった業者はとりあえず安い商品を集めてきて販売しているだけで、商品に対しての愛着、知識も少なく、購入後の消耗品の供給も無かったりします。 

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

安価で確かな製品をお届けします

店長あいさつ

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当サイトにお越し頂き、ありがとうございます!機械工具商社で8年ほど、エアーツールや油圧機器、溶接機器等を取り扱い、今に至ります。ガス溶接やアーク溶接、TIG溶接の資格も取得しております。”安かろう悪かろう”ではなく、しっかりと”使える”製品をお求めやすい価格にて提供致します。誠心誠意対応しますので宜しくお願い致します。

株式会社WELDTOOL
上原 顕

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