☆自動車板金っぽく薄板をMAG溶接
2015年4月20日
こんにちは。
先日の自動車整備工場への訪問により、薄板の溶接も径の細いワイヤーを使えばうまくできる事が解りましたので、当社でもテスト溶接しました。
溶接ワイヤーは径Φ0.6mmを使用、混合ガスでMAG溶接しています。
当半自動溶接機WT-MIG160は対応ワイヤー径がΦ0.8~Φ1.0で、この記事を執筆している4/18日現在、Φ0.6mm用の送給ローラーは試作品を使っており、近日発売予定です。
溶接する母材はこちらのゴミ置き場にあった機械の外装で、あらかじめプラズマ切断機で適当に切れ目をいれて、塗装をグラインダーで落としています。
厚みは0.8mmで自動車板金と仮定しての溶接テストです。
溶接していきます。こちらは動画にてどうぞ。
動画で分かると思いますが、薄物の溶接で隙間が1mm強あった為、母材の溶け落ちを防ぐ目的でトーチスイッチを入り切りして溶接しています。
社長、ぶっつけ本番でやったのに上手くて驚きました。
このビードをグラインダーで研磨していきます。
左側の切れ目がある所が溶接前の部分で、右側が溶接後にビードを研磨した部分です。
穴が空くことなくしっかり溶け込んでいますので、研磨したら溶接部分は分からなくなりました。
車の板金では、この後塗装すればバッチリだと思います。
自動車整備工場へお邪魔する前までは車の板金はTIG溶接で行うものだとばっかり思っていましたが、実際は半自動溶接にて行っているのが分かったので勉強になりました。
木藤自動車整備工場様、その節はありがとうございました。
先日の記事でもお伝えしておりますが、近日中に半自動溶接機本体、Φ0.6溶接ワイヤー、Φ0.6用チップ、Φ0.6用送給ローラーなどをセットにした「自動車板金溶接セット」を販売しますので、自動車板金で使う半自動溶接機をお探しの方はご検討下さい。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
Posted by ノンガス兼用の高性能半自動溶接機 at 11:26 / 半自動溶接機 コメント&トラックバック(0)