☆自動車板金(薄板)をノンガスで溶接できるか?
2015年8月7日
こんにちは。
毎日暑いですね。この真夏に備えて空調服を自作したのですが、作業場に扇風機があるので全然着ていません。
作って出来上がってしまえば満足するんですよね。ものづくりあるあるだと思います(笑)
さて今回は自動車板金ネタです。
以前☆自動車板金っぽく薄板をMAG溶接という記事を配信しましたが、そのノンガスバージョンをテストしてみました。
薄板をノンガスワイヤーで溶接した場合の仕上がりをご覧ください。
テストする母材は前回と同じくこちらの鉄板で、厚みは約0.8mmとなっております。
予め塗装を落とし、溶接部にはスパッタ除去剤をスプレーし、ワイヤーはΦ0.9mmノンガス用フラックス入りワイヤーを使用しました。
それでは溶接していきます。動画はこちら。
スイッチを入り切りしている理由は、溶け落ちを防ぐためです。
グラインダーで研磨後はこのようになりました。
ポツポツとブローホールがありますが、これは鉄板裏の塗装を剥いでいなかったため、塗装部分が燃えて(動画でも火が上がっています笑)そのせいで気泡が入った為だと思われます。
結論として板金する素材がただの鉄板なら、こちらのフラックス入りノンガスワイヤーでも十分対応できそうです。
相手が高張力鋼半やアルミなら、それに対応したワイヤーを使う必要がありますので、炭酸ガスなり混合ガスなりアルゴンガスなりを使う必要がありそうです。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
Posted by ノンガス兼用の高性能半自動溶接機 at 14:56 / 半自動溶接機 コメント&トラックバック(0)